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豆知識

すがおのGOUCH~NO.5 ミシン職人『松下 さつ子』

2014年1月30日

 

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     GOUCHの工場で働く職人の仕事への思い、すがおをインタビューして紹介していきます。

第五回目の職人は・・・松下 さつ子さんです。

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    【プロフィール

名前:松下 さつ子(まつした さつこ)

作業内容:

ソファの縫製(工業用ミシンを使い、各パーツを立体縫製して仕上げる。ファスナー入れや、ステッチ、パイピング、ギャザーなども手掛ける。)

職歴:22年

誕生日:9月22日

血液型:O型

趣味:音楽(浜田省吾)、編み物

 

Q1、この仕事についたきっかけを教えてください。

3「16歳の時に家から飛び出して(実家から出て)、学校の先生の紹介で埼玉の工場に行ったの。 そこで最初はアイロン掛けばーーーっかし3ヶ月くらいやって。 それから今度、工業用のミシンを使わせてもらって。 今とは違ってね、昔はみーーんな糸切はね、自動切りではなく手でこうやって切ってたの。」

と仕事につき始めたころの話をしてくれた。

「私、手先の仕事が好きで、(趣味の)編み物はもちろんだけど、縫い物とかそういうのがしたかったの。 洋服作ったりとかね。習ってみたくてね。」

父親は体が弱かった松下さんを心配して、家を出て働くことに最初は反対だったそうだ。 それでも何とか、実家を出て働くことを許して貰った。

働きだしてからも全てが順調だったわけではない。

平成3年にGOUCHの前身の工場に入社してからも(職歴はそこから計算したもの) 工場の移転など、大変なことも沢山あったという。

「私のね、自分でいうのも変だけど良いところはね、めげない、負けない。ふふっ(笑) まず家族の為、自分の為に働いてきた。がむしゃらに、ただひたすら。

普段はもの静かで優しい性格の松下さんだが、芯の強いかっこいい女性職人さんだ。

 

Q2、仕事の中で一番難しいと感じることは何ですか?

「まっすぐなのが大好きでね。 くねくねしたのとか、ギャザーとか、ファスナー入れとか大っ嫌いなの(笑)」

ソファは、その形状からもちろん曲線やギャザーなどが多い。

ベテランの松下さんには、その『大っ嫌い』なギャザーやファスナーなど難しい仕事が任せられている。

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「若い時はね、指先も器用だったし関節とかも痛くなかったけど、やっぱりだんだん歳とってくると・・・。」

ミシンは指先で生地を押えたりと、指の力を入れることが多い。

もとは細い指だったが、この仕事をしているうちに変わってしまったという。

「やっぱりきついのは、そういうきつさだね。力入れるっていうのかな・・・? 例えば、革の硬いのとかね。柔らかいのは、それはそれで縫いづらいけど、 硬ければ硬いで、トンカチで叩きながら縫わなくちゃいけないから。」

 

革は厚みがあるので、ハギ目の重なったところはごつごつとかなりの厚さになってしまう為、 トンカチで重なった縫い目をたたき平らにしないとミシンが通らないのだ。

 

Q3、作業内容で注意している点やこだわりを教えてください。

「ミシン縫う時に一番気を使わなきゃいけないのは、まっすぐな物はまっすぐ、正確に。」

身振り手振りを交えて説明してくれた。 「例えば、一直線の長い物を縫いたい時はね、途中、途中で止めて・・・って、 この止め方ではダメなの!!! これ(最初から最後まで)を一気にガ―――っとこう自分の体を伸す位のね、それぐらい気分を集中させなくちゃいけないの。 その集中力っていうのは、ほんっとうに慣れてないとだめだし、鍛練だね。 その人の精神力もあるし、その厳しさが先輩達から学んだ事。」 と、ミシンの説明をしている松下さんは本当に今、縫っているかのような凄い迫力だった。

指の運び等も「厚い物はただ引っ張るだけじゃ駄目なのね。 まっすぐ縫いたかったら、ただ引っ張れば良いってもんじゃないの。まっすぐ縫う為には自分の体も一緒に、手も一緒に。 あと神経を集中させて。それが一番大事。その鍛練をするのに、脂汗が出るの(笑)」とミシンの難しさを語ってくれた。

また、先輩たちから学んだ厳しさは色んな所で松下さんの手助けとなっている。

今でも「先輩がこんなこと言ってたな」など思い出しながらやる事があるという。 「綿の付いた物とかね。キルティングしたやつとかね、引っ張ってだめなら押してみれって。 下は押して、上は抑えて。下をずれないように上から抑えて。そういうのやらね、色んな事を教わったね。」

想像以上に集中力が必要なミシン掛け、「1針1針に神経を集中させて。 後は針が折れないように。糸が途中で無くならないように。糸の色を間違えないように。っていうのを全部含めてやっぱり神経を集中させる。」

大事なことは、「他の事は考えない。色んな悩み事がいっぱいあっても(笑)考えない。」 仕事に入ったら、仕事モード一直線のすごい集中力を発揮する松下さん。 「それが私の良いとこだったかもしれない。」 と自分の今までの仕事ぶりを振り返ってくれた。

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またミシンはそれぞれに癖があるという。 使い始めた当初はミシンの押えに「指を叩かれたり」、針で指に刺さって「食われたり」して、泣く事もしばしばあったという。 そうやって使い慣れた自分のミシンが一番使いやすいのだという。

「ミシンにバカにされるってことがある。 初めてやる人はね、そのミシンのコツを知らないから、ただむやみに引っ張るとかね。 まっすぐ縫えない人はね、自信がないのよね~。私もそうだったけど、まっすぐ縫えないって事はそんだけの自信がないわけ。」

松下さんは言う、「自信っていうのは、自分が作り上げるものなの。」 人に言われて、くそ!って気持ちがなかったら絶対につとまらない仕事だそうだ。

「どっかで妥協しようって気持ちになるしょ。このぐらいでいいやって。言ったらその製品はそこで終わり。」 だから決して妥協をしたくないのだという。

「(上手く)できない時は悔しくて涙が流れる。何回泣いたかわかんなくてね。当時の職長にも怒鳴られたりして。 ここで逃げるのは簡単だよ。でもここで逃げたら、私の負けだ!と思って。」 心の中で、数えきれないほどの涙を流しながらやってきた。

頑張って頑張って身に付けた職人技だからこそ、 良い商品が作れた時の喜びも人一倍なのだろう。

「うまく行った時は、『やったーーー!!』って爽快感。 最高の快感を得るわけ。私でも出来たんだなーって。」

ミシン場の大ベテランは、喜び方もとっても可愛い誰よりも根性のある職人さんだった。

 

Q4、人生において、仕事でもプライベートでも良いので、楽しみや生きがいは何ですか?

やりたい事はいっぱいあるが、なかなか出来ないでいるという松下さん。最近は、 「休みの時は、ひとりでぷらぷらと街を歩いて、ウィンドウショッピングすることくらいかな?」 洋服などを見るのが好きなのだそう。美味しいものを食べる事もちょっとした楽しみだ。

また、大切な家族についても語ってくれた。 「育てる時は大変だったけど、苦労したかいあるなと思って。恵まれてる、子供たちには。特に上の娘にはね。 孫がばあちゃんばあちゃんって慕ってくれるし。」 なんと今年の3月にはひ孫が生まれるのだと、とても嬉しそうに教えてくれた。

やりたい事の一つは、「ダンスしたい!社交ダンス。昔、お父さん(主人)と2人でやってたの。 踊ることが好きだったから、また、やってみたいな~と思う。」 いつかできる日を夢見ながら、「その頃まで、足腰が立てばね・・・(笑)」と笑っていた。 健康を考えて、毎日の出勤時に30~40分ほど歩いているというので、まず大丈夫だろう。

 

Q5、あなたが使っている道具を教えてください。

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現在使っているミシンで、松下さんが入社してから4~5台目になるのだという。

ミシン場の職人ひとりに1台決まったミシンがある。 共有で使う特殊なミシン(ギャザーを入れるギャザーミシンや端をほつれないように縫うロックミシン、ダブルステッチを入れる為のミシンなど)以外の 個々のミシンは、基本的には同じミシンなのだという。しかし、

「ミシンって癖がつくのよね。その人のやり方で。」

足の踏込み方で縫うことはもちろん、返し縫をして糸を切ったり、押え金を上げたりもするこのミシン。 その足の置き方も人それぞれなようだ。

「片足でやってる人もいるよ、私は両足乗せないとできないけど。両足乗せた方が腰痛になりづらいのね。」

『腰痛防止』これも先輩からのアドバイスだそう。

ミシンの他に使う道具としては、「ハサミは必要でしょ。 あとトンカチ、目打ちとか、鉛筆はかかせないし。」

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ハサミには、裁断用の大きな裁ちばさみと糸切用のこばさみがある。

ミシンをかけてから切らないといけないものもあるので、裁ちばさみも必需品だという。

しばらく考えて、「・・・後は、何もいらないんじゃないの?」という松下さんに、 「自分の手があればOKですね?」と、こちらから付け加えてみると、

「そうだね・・・。いや、手だけじゃダメ!全身でね!!!(笑)」 と力強く訂正してくれた。

 

Q6、次に紹介する職人への質問やコメントをお願いします。

 ※次の職人は、試作開発の山家さんを予定しています。

「私は山家さんに色んなことを教えて貰ったから、すごく頼ってる。」

山家さんは、試作の他にミシン場・裁断場の職長も兼任していたので松下さんが入った当初から指導係でもあった。 工場の移転で続けるかどうしようかと悩んだ時も、「山家さんがいるっていうんで、私、山家さんについてきたから。 山家さんがいれば、何でも教えてもらえたから。」と続ける決心がついたという。

「お父さんみたいな存在。お父さんって(主人じゃなくて)自分の父親よ(笑)」

怒られる事も沢山、時には怒鳴られる事もあったが、「なんかこうね・・・仕事には厳しい。それでいいんじゃない?当たり前だからね。

2人の強い絆を感じる素敵なコメントで締めくくってくれた。

 

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